坂道や階段をえっちら上った先の後山(うしろやま)の中腹に、鞆の浦で2番目に古いお寺・医王寺があります。このお寺は826(天長3)年に弘法大師・空海によって開基されたと伝えられています。その後、火災で焼失していますが、慶長年間に、鞆城代・大崎玄藩により再興されました。

高台にあるため眺めは最高で、鞆湾の全景が一望の下に見渡せます。1826年には、オランダ商館の医師シーボルトもツツジや松の観察のために、この小径を登ったのでしょうね。

オリンピックよりも珍しい、6年に一度のご本尊のご開帳

医王寺のご本尊は「木造薬師如来立像」。これは広島県の重要文化財にも指定されています。6年に一度しかご開帳されない、ありがたいご本尊です。
山門には二体の金剛力士像が。 なんとなく愛嬌を感じるお仁王さまが出迎えてくれます。

◇山門のお仁王さま―ね、愛嬌あるでしょ?

「太子殿」への583段のハイキング

医王寺の境内からさらに上を目指してハイキング。長い長い階段を登っていくと、「583」と刻まれた階段が。その最後の階段を踏みしめて、ついに「太子殿」に到着!ハイキングのごほうびは、鞆の浦を一望できる最高の眺めです。
(注)夏場は水分補給に気をつけて、笑。

◇階段を上った先には「太子殿」―最高の眺めをプレゼント

医王寺の基本情報

2012年7月8日 公開

住所 広島県福山市鞆町後地1397

料金 境内無料

お問い合わせTEL:084-982-3076

その他・真言宗
・本尊/木造薬師如来像(広島県指定重要文化財)

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