2012年5月26日、福山市鞆の浦に、型破りのアウトサイダー美術館が開館しました。その名も『鞆の津ミュージアム』! ここに展示されるのは、「アール・ブリュット」と呼ばれる“異端児の芸術”、つまりは、てらいのない“生(き)の芸術”、です。全国で3番目の「アール・ブリュット」の発信地として、「鞆の津ミュージアム」は造られました。

日本の「アール・ブリュット」は、今や世界的に大きく評価されていて、特にフランスでは、MANGA(漫画)やKABUKI(歌舞伎)に次ぐ、新たな日本の代表的アートとして注目を集めています。さあ、この鞆の津にて、次世代のアートをのびやかに愉しもう!

古民家を改装し、靴を脱いで鑑賞する―異例の美術館

明治期に建てられた広大な林家住宅の、築150年にもなる古い蔵を改装した素敵な美術館です。
入口から異例尽くめ! 靴を脱いで展示室に上がります。美術館に入ったというよりも、もっと異質な空間に足を踏み入れたという感覚(笑)。「鞆の津」にぽっかり口を開ける、アナザーワールドの入口に、さあ、飛び込んでみよう!

◇土蔵の立派な梁も見もの―展示物とのギャップが、たまりません

評価なんて、知らん! 素人表現の力強さ

「アール・ブリュット」の勢いを見よ!
「作品」として評価されることなんて、これっぽっちも気にしてないから、通常の美術の方法論からは逸脱も逸脱。「表現せんとや生まれけん」といった、生の衝動に突き動かされた、裸の魂の現出を目の当たりにすると、妙にすがすがしい!

◇ようこそ、“小さな実験室”へ

鞆の津ミュージアムの基本情報

2012年8月2日 公開

住所 広島県福山市鞆町鞆271-1

営業時間 10:00〜17:00

休み月曜日(祝祭日は開館、翌日休館)

お問い合わせTEL:084-970-5380

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