主屋は江戸時代末期の建築で、当初は呉服店、後に船具店となりました。内部は通り庭(土間)に面して、店の間、中の間、奥の間が一列に並ぶ古い商家の間取り。土蔵は明治の建築で、商品の収納場所として使用され、床を高くし、登り梁とするなど機能的にすぐれている。鞆の典型的な町屋として、当時の暮らしを今に伝えている。市の重要文化財に指定され、入場料は無料。

自在に姿を変える木造伝統家屋の面白さ

なんと、こちらの建築は土蔵が主屋を突き破るように建っています。外観を見ると、平入りの建物を突き刺すように土蔵の顔が見えています。また、この土蔵は江戸時代末期の米蔵を明治期に移築したものだそうです。日本の文化と日本建築の面白さを感じれる場所です。

まるで江戸時代に迷い込んだよう!

ここには当時使われていた商売道具が数多く残っている。番頭が座る帳場には、無骨にも映る鉄製の小物や時を経た調度品が並べられ、商家らしくそろばんも置かれている。「中の間」には火鉢や箪笥階段などもあり、まるで江戸時代に迷い込んでしまったかのよう。

鞆の津の商家の基本情報

2017年4月20日 公開

住所 広島県福山市鞆町鞆606

営業時間 10:00〜16:00

休み平日(月〜金)
※土・日曜日,祝日のみ営業

お問い合わせTEL:084-928-1117(福山市役所 文化振興課)

  • ※掲載されている内容(文字、画像、写真、記事、文章、イラスト)に関する権利は、全て弊社または著作者に帰属します。掲載されている内容の商用および営業目的での使用は禁止いたします。その他免責事項についてはこちらをご確認ください。
  • ※掲載情報の誤りや変更依頼がございましたら、お手数ですがこちらよりご連絡ください。