鞆の浦の仙酔島は、広島県福山市の観光スポット。弁天島と並び鞆の浦を代表する絶景です。福山から仙酔島へのアクセスは、まず鞆鉄バスで福山駅から鞆の浦まで移動し、鞆の浦から渡船(平成いろは丸)で5分もすれば仙酔島に到着。仙酔島には「仙人も酔ってしまうほど美しい島」という意味があります。
1925年、仙酔島は「名勝 鞆公園」に、1934年には鞆の浦や仙酔島を含む瀬戸内海一帯が日本初の国立公園に指定され、「瀬戸内海国立公園」となりました。仙酔島は無人島でありながら、温泉や国民宿舎、旅館などの宿泊施設やレジャースポットがあり、シーズンには多くの観光客でにぎわいます。また、仙酔島にある「五色岩」をパワースポットとして訪れる人も後を絶ちません。
仙酔島には温泉気分が味わえる施設も。日帰り入浴が楽しめる「江戸風呂(江戸風呂湯遊)」は、「人生感が変わる宿 ここから」が提案する湯処めぐり観光コース。また、鞆の浦にもホテルや旅館はたくさんありますが、リゾート気分を楽しむなら仙酔島に宿泊するのがおすすめ。国民宿舎や「ここから」の食事処では、名物の鯛飯ほか海鮮の食事も楽しめます。
鞆の浦にも、瀬戸内海に浮かぶ仙酔島を独り占めできるホテルや旅館があります。まずは「鞆シーサイドホテル」。鞆の浦温泉や天空露天風呂が人気です。また「ホテル鴎風亭」や温泉宿「景勝館 漣亭」、江戸時代からの歴史を今に残す高級旅館「汀邸 遠音近音」も人気。いずれも、部屋からは仙酔島を眺めることができます。
仙酔島の魅力は景観だけではありません。季節毎のイベントが楽しめるのも、海に浮かぶ観光地ならでは。島とはいいますが、大弥山というちょっとした登山ができる山もあります。山頂からは弁天島や鞆の浦の町並み、瀬戸内海の島々、湾をゆっくり渡るフェリーや漁船を見下ろすことができます。