大阪で漢方医を営んでいた中村吉兵衛は、承応2(1653)年に洪水の被害に遭い、その後、知人を頼って鞆の津に移住します。そして万治2(1659)年に、この鞆の地で生み出したのが『保命酒』です。

中村家の伝統を受け継いで、現在、保命酒の醸造・製造を行っている酒蔵は4軒あり、この『保命酒屋(鞆酒造)』もそのひとつ。 太田家住宅の一部を改装した店構えは情趣に富み、ご主人の穏やかな笑顔にも誘われて、つい中を覗いてみたくなります。

伝統を真摯に受け継いだ「十六味保命酒」

麹・もち米・焼酎に16種の生薬を漬け込んだ保命酒。この「鞆酒造」さんでは、てらいのないガラス瓶入りの保命酒が何をおいても看板商品。
そのほか、ご主人・岡本純夫さんが店内でろくろを回して焼き上げた豆徳利入りの保命酒も、お土産にはぴったり。

◇「十六味保命酒」
 900ml瓶/2400円(税込)
 300ml瓶/1200円(税込)

◇「十六味保命酒・干支徳利」
 3000円(税込)

◇「十六味保命酒・豆徳利(30ml~300ml)」
 800円(税込)

歯ごたえもよく風味も抜群―鞆酒造のおいしい酒粕

もともと栄養素に富んだ食品として美容や健康にいいと話題の酒粕ですが、生薬の成分を含んだ保命酒の酒粕となると、その効果もさらに期待できますね。
歯ごたえや風味も抜群で、粕汁や粕漬けなど、さまざまな料理に大活躍のおすすめの一品です。

◇「保命酒粕」250g/300円

保命酒屋(鞆酒造)の基本情報

2012年7月6日 公開

住所 広島県福山市鞆町鞆1013

営業時間 10:00〜17:00

休み無休

お問い合わせTEL:084-982-2011
FAX:084-970-5375

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