2012年春、福山市鞆の浦の元廻船問屋・「桝屋清右衛門宅」に、おしゃれなギャラリーショップがオープンしました。その名も『gallery shop MASUYA』。
今から145年前に、坂本龍馬が身を隠すために宿泊したという歴史的な町家に、現代的な感性が加味されて、ひとつの新しい“和”のカタチが創り出されています。
このギャラリーをオープンしたのは、福山市出身の「ノキロアートネット」代表・佐藤淳さん。この鞆の浦の町を“ものづくり”のひとつの拠点として、作家さんたちと店舗・個人さんとの”シアワセな出逢い”をプロデュースしてきました。
2015年からは、大阪から鞆の浦に移住してきた江竜さん夫妻に店の運営を引き継いでいます。
廻船問屋・桝屋さんの土間を見事に活用
この「桝屋清右衛門宅」の天井裏には、1867年の「いろは丸事件」の際、坂本龍馬が海援隊士と共に匿われた部屋があります。
そんな歴史の積もった町家に、2012年の春、『gallery shop MASUYA』が誕生しました。昔ながらの土間のスペースが見事に有効活用され、今ではすっかりおしゃれなギャラリーとしての世界観が創り出されています。
◇土間の“和”テイストを活かした、ほっこりギャラリーです
「ノキロアートネット」―その名に宿る“和”への想い
ものづくり・空間デザインをプロデュースする「ノキロアートネット」。その「ノキロ」の由来は、“和”、なんです。「ノ」と「木(キ)」と「ロ」を合わせると、漢字の“和”の字になるんですね。
2003年に“和”文化盛んな京都の地で設立された、この「ノキロアートネット」。“和”の想いを胸に、この鞆の浦の地でも、ものづくりに携わる人たちを応援しています。
現在、桝屋の運営を任されているのは、大阪からの移住者である江竜義政さん・陽子さん夫妻。鞆の浦での暮らしを楽しみながら、訪れるお客さんたちを笑顔で迎えてくれています。
◇「ノキロ」=“和”の想いは、豊かに拡がっていく
“こころにやさしいかたち”
鞆の浦の町家の土間が、あったかい文化交流の場所に生まれ変わりました。
ここに展示されるクラフトやアートは、全国の作家さんたちの手によって生み出されたもの。
ものづくりの盛んな備後の地にあって、そんな作品と訪れた人たちが”シアワセな出逢い”をし、そして、そこからほんわり、“こころにやさしいかたち”の輪(和)が、拡がっていくんですね。
◇やさしい出逢いの場―そんな空間を創りたくて…
鞆の浦・桝屋 gallery shop MASUYAの関連情報
鞆の浦・桝屋 gallery shop MASUYAの基本情報
2012年8月8日 公開
住所 広島県福山市鞆町鞆422
営業時間
9:00〜16:30
OPEN/金曜・土曜・日曜・月曜・祝日
料金
・ギャラリーショップ:入場無料
・龍馬の隠れ部屋 桝屋清右衛門宅:大人200円、小中高100円
お問い合わせTEL:084-982-3788
コメント
- ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して鞆物語は一切の責任を負いません。