幕末、龍馬ら海援隊が借入れていた蒸気船「いろは丸」が、紀州藩の軍艦・明光丸と衝突して沈没するという事件がありました。その談判の場として使われた町家(旧魚屋萬蔵宅)が、現在の『御舟宿いろは』です。
2003年当時は空き家で老朽化も進んでいましたが、NPO「鞆まちづくり工房」さんなどの手によって、見事、旅館として再生。本瓦葺の屋根に、漆喰の白壁、ベンガラ塗りの柱や窓枠など、今ではすっかり鞆の浦らしい「粋」な外観を取り戻しています。

あの宮崎駿監督がデザインした茶目っ気溢れる町家旅館

この旅館、実は宮崎駿監督のデザイン画を元に改装されたものなんです。店内には監督のデザイン画が飾ってあります。客室の名前も「かけおちもの部屋」などと茶目っ気たっぷり。
ステンドグラスもレトロな風合いで、この建物に彩りを添えています。

◇「かけおちもの部屋」の立派な梁は江戸時代のまま

絶品!シェフ自慢のコーヒーに季節の創作料理

1階はレストランになっているので、お食事だけでもお気軽に。玉砂利の中庭やおしゃれな調度品を眺めながら、シェフ自慢の料理に舌鼓。魚料理をメインとした創作料理で、季節のメニューを味わえます。
自然と人が集まる、そんな優しい空間です。

◇渡辺裕右シェフが腕をふるう 豪華!季節の逸品料理

御舟宿いろはの基本情報

2012年7月6日 公開

住所 広島県福山市鞆町鞆670

宿泊料 夜朝食付き:一般17,500円/NPO会員15,000円
朝食付き:一般9,500円/NPO会員8,500円
素泊まり:NPO会員5,000円(平日のみ)

お問い合わせTEL : 084-982-1920

その他駐車場あり(予約の際に要確認)

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