鞆湾の西側、車が一台やっと通れるくらいの細い通りに、一軒のパン屋さんがあります。鞆の浦にひとつしかないパン屋さん。
宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の構想を練るために鞆の浦に滞在していた間、足繁く通ったというパン屋さんです。外観からしてレトロで可愛いらしく、売られているパンも懐かしいものばかり。
売り場の奥にはオーブンもあって、毎朝手作りでご主人がパンを焼いています。鞆歩きのお供に、ぴったりの素朴な“村上パン”です。
ねじりパンにバターロールパン―思わず嬉しくなる懐かしさ
『村上製パン所』さんを訪ねると、白い割烹着姿のお母さんが笑顔で迎えてくれます。「あんパン」に「かすてらパン」、それに「アブラパン」など、むかし学校給食で食べたようなパンの数々。
レトロな鞆の浦の町歩きには、“村上パン”片手にぶらり、がオツです。
◇各パン、だいたい120円前後です
鞆の浦のソウルフード―村上パンのある風景
鞆の浦の町を歩いていると、売店の至るところに村上パンを目にします。学校給食にも指定されていますし、鞆っ子にとっては、もはやソウルフードなんですね。
メディアにも取り上げられる鞆の浦の人気者。変わらぬ味を、これからも守り続けていってほしいですね。
◇鞆の浦の売店で頻繁に目にする“村上パン”―愛されています
村上製パン所の基本情報
2012年7月6日 公開
住所 広島県福山市鞆町後地1437
営業時間 8:00〜20:00
休み日曜日
お問い合わせTEL:0849-82-2349
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